2019年4月27日土曜日

会いに”来てくれる”アイドル、サビキコリ

今回はみんなご存じ、サビキコリたんについてです!冒頭一発目から飛ばすなコイツ

最近暖かくなってきましたね。筆者は去年のシーズン終わりくらいからコメツキムシ採集を本格的に始めたので、今年はその遅れを取り返そうと頑張っているところです。
主な採集場所はキャンパスです。ここ数日、スイープをしているとあの可愛い子が入ってくれるようになりました。
きゃわ~~~!!!!
サビキコリ(Agrypnus binodulus)です。皆さんも一度は目にしたことがあるのではないかと思います。体長12~16mm程、上から見ると角張った楕円形に見えなくもないコメツキムシです。角張った楕円形ってなに
言わずと知れたド普通種で、そこら中にいます。灯火にも来ます。筆者のお家にも夏飛んでくることがあり、コメツキムシをかじり始めてから飛来が楽しみで仕方ありません。

サビキコリ、と一口に言っても多様な種がいます。この種はAgrypnus属に属しますが、他にAdelocera属という属もあり、これにはシロオビチビサビキコリ等の~チビサビキコリ系が属します。他にも数属サビキコリの名を冠する種を含む属があります。
シロオビチビサビキコリ(Adelocera difficilis)。体長3mm程、って小さすぎィ!
これらの属はサビキコリ族Agrypniniに含まれます。また、もっと大きな区分のサビキコリ亜科AGRYPNINAEにはクシヒゲコメツキ族Hemirhipiniやウバタマコメツキ族Chalcolepidiiniも含まれますね。要は茶色い地味系コメツキがここにいるって事っすね

名前にもガッツリ入っているこのサビ色にはどうやらバリエーションがあるみたいです。上の個体は茶色系でしたが、灰白色っぽい個体もいたりなんかして、収集要素を見つけ出せるがある種ですね。
別個体。やっぱ色が違うような...?そこ、アングル一緒じゃんとか言わない
ところでなんで筆者がこんなに推しているかというと、まあ色々あるんですが、一番はやはり出会いやすいと言うことでしょうか。コメツキムシはカブクワやチョウ、タマムシのように見た目的に派手な要素が少ない虫です(例外の種もいますが)。そんな中、出会いやすく実際に触れあう機会が多いというのは大きなメリットだと思うのです。ちゃんと跳ねるし。他のコメツキより頻度少ないけど。

あとはとにかくアイドル的かわいさがありますよね!!こ~んな渋い見た目してるのに!なのに!お手々が短い!!お目々くりくり!!ギャップ萌えすること間違いなし!!!かわええ~~~
ついでにちょっとおどかしてみましょう。すると触角や脚を引っ込めますよね?
よく見る光景。正直もう可愛い
そして安心すると...

ぴょこんっ。
じたばた。
あ゛あ゛あ゛がわいいいいい!!赤ちゃん的可愛さを感じる瞬間です。成虫なんだけどな?
特に触角をぴょこぴょこ出すあの動作はたまりません。ぜひこれからの時期、サビキコリを見かけたら試してみて欲しいと思います。しつこくいじめるのは良くないけどね。

ということでサビキコリでした!久しぶりにコメツキムシについて書けてすっきりしました!これからのシーズンも採ったるぞ!!

0 件のコメント:

コメントを投稿